小さな喜びを大切にする

ゆっくりとした生活を心がける

睡眠、栄養、休息、適度な運動を心がけましょう。気持ちが焦る事があるかもしれませんが、死別後は様々な機能が低下しています。いつもより時間をかけ、ゆっくり日常生活を送るようにしましょう。

小さな喜びを歓迎する

日常生活の中で感じた小さな喜びに注意を払いましょう。
喪失のつらい痛みの中でも時に小さな喜びを感じることがあるかもしれません。新しく撮られた孫の写真、友人の持ってきてくれた、地方特産品の思いがけない美味しさ、見る気もなしに点けていたテレビで見たあまりにもくだらないジョーク、こうした小さな喜びを大切にしましょう。そうした「喜びを感じた自分」のサインを見逃さず、静かに受け入れることを大切にしましょう。
中には、自分が喜びを感じる事に、罪悪感を感じる人もいるかもしれません。でも、人は24時間、苦しみ続けるわけには行かないのです。小さな喜びを感じることは、「故人をもう忘れてしまった」事とは違います。小さな喜びを感じて、そして充分に故人に思いをはせる事、両方を行うことが大切だと思います。

そして、意識的に、小さな、単純な喜びを自分に与えてみてはどうでしょうか。死別の苦しみをほんの少し横に置いて自分が楽しめそうなことをする時間を作ってみてください。

  • 繰り返し見ている好きな映画をまた見る
  • 好物を食べる
  • 静かな場所を散歩する

あなたが、ほかの家族のために少し気を使ってあげることが出来るように、あなたも小さなご褒美を受け入れても良いと思居ませんか?