『死別をめぐるハンドブック』について

お墓はなくてもだいじょうぶハンドブック

大切な人を亡くした遺族は、その別れのつらさや、環境の急激な変化に戸惑い、傷ついています。
しかし、グリーフについての情報は一般に知られることはなく、多くの人が間違った情報に翻弄され、また、サポートの無いまま孤独のうちに苦しんでいるのが実情です。また、遺族が健康に大切な人の死と向き合う為には、周囲の人からの支えが必要ですが、周りの人々も死になじみが無く、どのように支えていいのかわからなかったり、間違った励ましをしてしまうというようなこともあるようです。
そこで、大切な人を亡くした人、それを支えたい人に、死別にまつわる正確な情報を広く提供したい、そのような目的で「死別をめぐるハンドブック」が生まれました。

*執筆はグリーフ・サバイバー主催の法月、監修にはGCC(グリーフ・カウンセリング・センター)の鈴木剛子先生にお願いしています。

『死別をめぐるハンドブック』の目的・特徴

大切な人を失くした方には…

  • 一般的な死別の後の心の動きを知り、不要な心配を避けることが出来る
  • 豊富なケース別冊子で、きめ細やかな情報を手にすることが出来る
  • 具体的な「死との向きあいかた」のヒントがある
  • 自分だけで向き合う事が難しいときに、サポートを求めることが出来る事を知ることが出来る

大切な人を支えたい方には…

  • 一般的な遺族の心の動きを知り、温かく、気長に、上手に支えるヒントをつかむ
  • 言ってほしくない事、やってほしいことの実例を知り、支え方に自信が付

ハンドブック内容紹介

  タイトル 対象者 内容
1 大切な人を亡くしたあなたのためのハンドブック 遺族 死別について、死別との向き合い方ヒント一般
2 夫を亡くしたあなたのためのハンドブック 遺族 ケース別1:夫を亡くした時特有の事象についての情報
3 妻を亡くしたあなたのためのハンドブック 遺族 ケース別2:妻を亡くした時特有の事象についての情報
4 父、母を亡くしたあなたのためのハンドブック 遺族 ケース別3:親を亡くした時特有の事象についての情報
5 子どもを亡くしたあなたのためのハンドブック 遺族 ケース別4:子どもを亡くした時特有の事象についての情報
6 大切な人を自死で亡くした人のためのハンドブック 遺族 自死で大切な人を失った方向けの情報
7 助けを求めたい時に ~遺族へのサポートガイド~ 遺族 自助グループ・サポートグループとは何か、効用、活動グループの例
8 悲しみの中にいる人を支えるハンドブック 遺族を支えたい人 遺族を支えたい人の為の「望まれるサポート」「言ってもらいたくない事・止めてもらいたい事」など

『死別をめぐるハンドブック』の使い方・選び方

先ず1の「大切な人を亡くしたあなたのためのハンドブック」を手に取って頂き、その後、必要とされるハンドブックを複数読んで頂くのが良いと思います。例えばご主人を亡くした方は1+2、子供を失くしてサポートを得たいと考えている方は1+5+7、大切な人を亡くした友人を支えたい方は1+8、といった具合です。

ハンドブックの入手方法

大切な方を亡くした方ご本人、そのご友人等には必要とされるハンドブックを無料で差し上げています。
また、医療、葬儀、社会福祉、NPO等の方で、ハンドブック全8冊を見本として必要とされる方は、実費にてお分けしています。

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